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2015年04月03日

ワタシの一行VOL.52『影との戦い ゲド戦記1』

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「三度目の正直とも言うぞ」(223頁)

ル=グウィン作『影との戦い ゲド戦記1』岩波書店(シオン100−57−1)

これまで敵に二度向かい合って、二度とも負けてしまった
ゲドに師匠が言った言葉です。

手痛く負けたゲドを、また戦いに向けさせられる
その人柄と精神力が素敵だと思ったので選びました。

後に、偉大な魔法使いになるゲドも、師匠の
そういうところが憧れだったのだろうなと思います。

(【2014年度】高校1年8組 図書委員Sさん)
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2015年04月02日

ワタシの一行VOL.50『くちびるに歌を』, VOL.51『キッドナップツアー』

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「みんなの声がかさなり、音の渦に包みこまれたとき
 母がすぐそばにいるような気がしてくる。
 当時はとても悲しかった。
 でも、もう今は、悲しいことなんてない。
 いっしょに歌ってくれる仲間がいるから」(279頁)

中田永一『くちびるに歌を』小学館(シオン100−2)

私はコーラス部に入っています。この本を
夏の読書感想文の本にも選びました。

この「一行」は母を病気で亡くし、父にも逃げられてしまい
心に傷を負っている合唱部の部員ナズナが「NHK全国学校
音楽コンクール」通称「Nコン」に出場し、仲間と共に歌い
希望と勇気を取り戻していく場面です。

私はこの場面を読み、歌の力の強さを知りました。
そして、私のコーラス部に対する思いが強まりました。

これから部活を通して、仲間と過ごし、歌うことの
喜びをもっと感じていきたいです。

(【2014年度】中学1年3組 図書委員Oさん)

「おかあさんがはじめておとうさんを見たとき
 きっと、おとうさんはこんなふうに見えたんだろう。
 たくさん人がいる中で、一人だけ、特別にぴかりと光って」(198頁)

角田光代『キッドナップ・ツアー』新潮社(シオン100−13)

この本は、ある一人の少女が、だいぶ前に家にいなくなった
お父さんにゆうかいされてしまうお話です。

このお父さんは情けなく、どうしようもない人ですが
少女を明るくする力と楽しませる力を持っています。

私はお父さんと少女が海や山をこえて、どこまでも先へ
進んでいく姿が「親子だな」と思います。

普通、しばらく会わなかった人にとつぜん会ったら
とても気まずくなりますが、お父さんが少女にかける
一つ一つの言葉がとてもあたたかく感じられました。

やはり、どの親子にも深い絆が隠されていることが
分かりました。

(【2014年度】中学1年3組 図書委員Kさん)
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2015年04月01日

ワタシの一行VOL.49『楽隊のうさぎ』

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「今じゃなければできない演奏がある」(332頁)

中沢けい『楽隊のうさぎ』新潮社(913.6−ナ)

「なぁ、吹奏楽やらないか!?」この言葉から
全く楽器と縁がなかった男子、奥田克久は吹奏楽を始めた。

今じゃなければできない演奏がある。
これは自分たちにも言えること。

今しか出来ない事がある。

いま自分はどのように日常を過ごしているだろうか。
何か大切な事を忘れていないだろうか。

楽器と向き合って音を奏でる。他にも改めさせられるような
心に響く言葉をあなたはどう受けとめますか。

(【2014年度】中学3年2組 図書委員Oさん)
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2015年03月30日

ワタシの一行VOL.48『ツナグ』

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「死んだ人間と生きた人間を会わせる窓口。僕が使者です」(8頁)

辻村深月『ツナグ』新潮社(913.6−ツ)

今回、私が選んだ本ですが、映画も出されていて
多くの人々も知っていると思います。私も映画を
初めに観ていました。

原作とイメージが多少違うところがあるかもしれませんが
変わらない面白さ、切なさが味わえました。

本の題名でもある『ツナグ』とは「生者と死者とを
再会させる使者」のことです。

主人公の歩美のもとには、色んな人々が死者に会わせて
もらおうとやって来ます。

物語では5つのストーリーが語られていて
短編小説となっており、読みやすかったです。
どれも感動的でした。

あなたが死者と話すことが一度だけ許されたなら
誰に会いたいですか?

(高校2年2組 図書委員Oさん)
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2015年03月27日

ワタシの一行VOL.47『赤毛のアン』

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「何か想像していちばんいやなことは
 想像をうちきらなくてはならない時がくると
 とてもみじめになってしまうことなの」(51頁)

モンゴメリ『赤毛のアン』新潮社(シオン100−55)

「花子とアン」という連続テレビドラマ小説が
放映されてから、この本を手に取った方も
多いのではないでしょうか。

私が取り上げた本書は、村岡花子さんが訳したものですが
他の訳者は違う言葉で訳すかもしれません。

一冊の本の中から十の人が一行を選ぶように
訳者によって中身こそ変わらないけれど
文章は変わっていきます。

訳書の素晴らしさは、ここにもあると思います。

人によって感じ方が違うところが
「ワタシの一行」に通じるところがあるなぁと思いました。

何故アンは想像をうちきられるとみじめになるのでしょうか。

これについての考えも十人十色。感じ方も考え方も
人それぞれで、全く違うこともあるのだと感じました。

(中学3年2組 図書委員Sさん)
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2015年03月26日

ワタシの一行VOL.46『人間失格』

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「血の重さ、とでも言おうか、生命の渋さ
 とでも言おうか、そのような充実感は少しも無く

 それこそ、鳥のようではなく、羽毛のように軽く
 ただ白紙一枚、そうして、笑っている」(6頁)

太宰治『人間失格』新潮社(シオン100−32)

この作品の主人公である葉蔵の独特な笑顔について
述べた文章です。

ただの「薄っぺらい笑顔」などという単純な表現とは
違う、読者に虚無感さえ感じさせるようなこの表し方は
なかなか現代の作品にはないでしょう。

時代の暗い部分に光を照らした昔の作品
(まさにこの『人間失格』のような)は
今になって読んでも色褪せません。

この現代で葉蔵が生きていたら、また彼の人生も
変わっていたのでしょうか。

(高校2年2組 図書委員Kさん)
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2015年03月23日

後期「ワタシの一行」校内コンクール表彰(高1)

本校HPより
女子硬式テニス部

先週行われた高1学年礼拝の模様をお届けします。

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S学年主任「今年度最後の学年礼拝を迎えました。
二学年に向けて、地道にコツコツと頑張りましょう」

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女子硬式テニス部のみなさん、表彰おめでとう。

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こちらからもどうぞ
「高校卒業式A女子硬式テニス部」

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続いて、後期「ワタシの一行」校内コンクール表彰

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高校1年から3名が表彰されました。

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物語の世界観を簡潔にまとめ、自分の言葉で鮮やかに表現できました。
図書委員のみなさん、おめでとうございます。

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表彰後は、E先生(高校音楽科)とともに讃美歌練習です。

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「447番」「501番」を皆で歌いました。

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礼拝の時間、黙祷を捧げます。

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今年度最後のメッセンジャーは校長先生です。

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校長先生ご自身の研究生活を振り返りつつ、生涯にわたり
学び続けることの大切さを丁寧に教えてくださいました。

新年度に向けて、良い締めくくりができましたね。来年度も
本校での学びがよりいっそう充実したものとなりますように
今後も中高図書館を積極的に活用してください。
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2015年03月18日

ワタシの一行VOL.45『TUGUMI』

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「何かを得る時は、何かを失うように決まってるだろ」(33頁)

吉本ばなな『TUGUMI』中央公論新社(シオン100−66)

口が悪くてわがままだけど、誰よりも努力家で
人の心を動かすことができるつぐみ。

そんな彼女が口にするからこそ心に残る一行だと思ったからです。

何もかも全て上手くやろうと欲張らないで
ひとつのことを得るためには、何かを失うことも必要で
だからこそ得られるものが大きくなるのかなと思いました。

(高校1年9組 図書委員Tさん)

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2015年03月06日

ワタシの一行 VOL.44『変身』

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「部屋にはいるやいなや、大急ぎでドアが締められ
 堅く閂がかけられ閉鎖された。うしろで突然起こった
 この物音のために彼はひどく驚かされた。

 足ががくりと折れたほどだった。こんなにあわてて
 ドアを締めたのは妹であった」(89頁)

カフカ『変身』新潮社(シオン100−98)

「痛み」、これが私がこの一行を選んだ理由です。

この一行からは、ほかのどの部分よりも
「痛み」が感じられました。

それは暴力からくるような「痛み」ではなく
「なにか大事なものと別れたとき」や
「なにかを無くしてしまったとき」に感じる
「失った痛み」です。

そして、この「失った痛み」をここまで
心に深く感じさせることができて

この一行ほど、主人公と読者が同じものを共感できる
という部分はないと思ったのでこの一行を選びました。

(高校1年9組 図書委員I君)
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2015年03月04日

後期「ワタシの一行」校内コンクール表彰(高2)

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本日6限目、今年度最後の高2学年礼拝が行われました。

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学年主任N先生(数学科)

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図書委員会より後期「ワタシの一行」校内コンクールの
表彰が行われました。おめでとうございます。

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前期に続き、二冠達成!お見事でした。

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表彰者はもちろん、図書委員全員の作品を館内に掲示しています。

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続いて、硬式テニス部が素晴らしい成績を収めました。

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本校HPクラブトピックス「高校テニス部 大会結果報告」
紹介されています。

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卒業式の記事もどうぞご覧ください。
「高校卒業式A女子硬式テニス部」

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選手のみなさん、おめでとうございました!

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宗教部長M先生(聖書科)

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E先生(音楽科)ご指導のもと、讃美歌練習を行いました。

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本校ならではの学校行事です。

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年度末最後のメッセンジャーはS校長先生を迎えて

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心に残る貴重なお話をいただきました。

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来年度は遂に最高学年となります。卒業後の進路実現に向けて
皆で頑張りましょう。
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